ギルティクラウン phase03「顕出-void sampling-」


葬儀社からの勧誘を断り、これまでと変わらぬ生活を続けることを選択したシュウ。
だが、シュウのクラスへといのりが転入させてこられ、彼の願いはあっけなく崩れ去る。
「何故このようなことをするのか」その真意をガイに尋ねてみると、シュウの通う高校の生徒にあの日のテロ現場を目撃されたからだという。
そして、日常を守りたいのなら目撃者を特定し、自らの手で平穏を掴み取れというのだった・・・。


見たか、これが電光石火の裏切りだ───という第3話。


さて、なかなかシュウ以外の人物───とくにヒロインであるところのいのりの顔(内面)が見えてこなかった本作。
今回はようやくいのりの素顔が見えてきた部分もあり、一定の満足は得られました。
あとはここに様々な脇役たちがどう絡んでいくのかが鍵。

BGMの「イエス!」のタイミングがまるで図ったかのような・・・。
というか図っているに決まっている。
そうに違いない。

  • ヴォイドの特性

作中ではルールと称されていたそれ。
これがどうにも都合が良すぎて何だかなぁ・・・と思えてしまうのが残念。
何かしらの不都合やハードルがあった方がそれを乗り越えるための創意工夫なども交えられて面白いのではないか、と。

  • ハレ

「言ってくれれば、私はいつでも・・・」
なん・・・だと?
てんやわんやのあの場では誰の耳にも止まらず流されてしまいましたが、視聴者はそうはいかない。
これは看過できぬ大胆発言。
彼女の動向は今後逐一チェックしなければならないだろう。

  • 谷尋

人当たりが良く、面倒見も良い好青年。
というのは表の顔で、そんな体面を保つことにうんざりしてしまった人。
これで出番が終わりという人物でもなさそうなので、窮地から生還してきたシュウが彼にどんな対応を取るのか。
そしてその後に彼とどんな関係を再構築するのかが気になる。

というわけで、エロ・ギャグ・シリアスの3連続だった3話でした。
次回は囚われの身となったシュウがあれこれ吹き込まれることで、何を信じればいいのか迷いを抱くという展開になる模様。