Fate/Zero 第九話「主と従者」


致命的な深手を与えながらもケイネスを仕留め損ねた切嗣。
ランサーとの共闘をもってしてもキャスターを討ち損ねたセイバー。
そして、絶体絶命の窮地に陥りつつも一命を取り留めたアイリと舞弥。
確かな力を持ちながらも互いが噛み合わぬが故に苦闘する彼ら。
だが、主従関係の揺らぎは彼らだけに限らぬ問題であった・・・。


うわぁソラウさん・・・テラ悪女───という第9話。


さて、ただでさえ友好な関係が築けているとは言い難い切嗣さんとセイバーの間により決定的な溝を生じさせてしまった先の戦い。
その事後策として早速切嗣は単独行動でのケイネス追撃を決意。
いよいよセイバーを猫の手以下の存在とでも思うかのような状態になってしまいました。


一方、先導者が再起不能の重症となってしまったケイネスサイドはと言うと・・・。
うーん、こちらもこちらでお世辞にもうまくいっているとは言えないのでした。


そしてそんな両者を尻目に描かれたウェイバー陣営の様子。
上下関係こそ主従のそれとは思えぬようなものとなっていますが、ここは本当に良いペアです。
オマケ程度に描写のあった時臣さんのところも含め他の三組があまりにも悲惨なだけに、このペアの良さがしみじみと感じられる。
そんな対比が印象的な今回の展開でした。

  • ソラウさん

コレ
 と
コレ
コントラストがあまりにも酷い(´;ω;`)ブワッ
なんなの、あの「手間かけさせやがって面倒くせぇなこの生ゴミが・・・。さっさと令呪をよこしやがれ。」とでも言わんばかりの表情は。
これはもうランサーのチャームがどうこうとかいうレベルの問題ではない。
悪女ソラウ・・・許すまじ。


しかしまあ、魔術師としてはもうダメだわソラウは最悪だわで、ケイネスさんがあまりにも惨めすぎやしませんか(´・ω・`)
こんな生き地獄になるならあの時切嗣にトドメを刺してもらっていた方がよほど良かったような・・・。
結果論とはいえ、セイバーはやることなすことろくな結果になってない気がします。

ランサーがまだディルムッドとして生きていた頃に云々かんぬんの関係があった人。
EDで樹上に居るその人でもありました。
ビジュアル的にも身分的にも悲劇のヒロインがいかにも似合いそうな感じですが、逸話の内容的には若干ビッチな気がしなくもない。


ちなみに、9話の描写だけを見るとディルムッドがフィンの手で殺されたかのように勘違いしてしまいそうですが、モデルのケルト神話通りであれば、そうではありません。
過去の恨みとして根にもっていたことは確かですが、フィンは重傷を負ったディルムッドを助けることが出来ず、見殺しにしたような結果になったというのが元々のお話。

  • ウェイバーくん

現状ですらこうなわけだ。
これでもし仮に性別が逆だったらですね?一体どんなことになっていたんでしょうね。
そこら辺の主役を全部差し置いてウェイバーをメインヒロインにした別の物語が始まっていたかも知れないよ。

というわけで、なんだかどのペアが主役なんだか分からなくなってくる第9話でした。
そして次回は、じk・・・え!?
なにやら別のアニメが始まりそうな予感。