バガタウェイ 2

バガタウェイ 2 (コミックブレイド)

バガタウェイ 2 (コミックブレイド)

団長こと木皿儀の紹介で新たに二人のメンバーを加えた筑紫学園ラクロス部
これでようやくゲームをするのに最低限必要な人数がほぼ(一人足りない)揃ったことになる。
そこでコーチからひとつの提案が挙がる。
少人数の我が部では可能な練習にも限りがある。
合同練習も兼ねて他校との練習試合に挑戦してみないか、と・・・。


さて、1巻で大体の顔見せを済ませたことで、この2巻では物語が起動に乗り始める。
無論、最大のポイントは上述した通り初の試合を経験することにある。
具体的には、ゲームを通すことでこの部の課題と可能性及び強みが見えてくるという展開となっている。


また、ゲームの形を取ることで認知度の低いラクロスというスポーツのルール説明を読者に対して行う意味も兼ねている。
この2巻まで読めば、本作がどういった作品であるのかが大体見えてくることだろう。


ただ、強いて辛めに見るならば、いまのところはサッカーやバスケット、バレーなど他の球技でも代用でき得るような物語しか描かれていない。
あえてラクロスという題材を選んだからには、「ラクロスならでは」「これぞラクロス!」という魅力を見せて欲しい。
作品としての面白さは十分であり、以降も買い続けることに決めたので3巻以降はその点に着目して展開を追ってみようかと思う。