UN-GO(アンゴ) 第8話「楽園の王」


新十郎が消息を絶ってから数日が経過した。
風守の調べで居場所を特定し、無事も確認できたがどうにも様子がおかしい。
いや、そもそも様子以前の問題として何の罪人でもない彼が収監者として囚われているという事態が異常なのだ。
一体あの場で何が起こっているのか。
状況を把握し、彼を救い出すために虎山たちも民間刑務所へと向かったのだが・・・。


前回の不可解な出来事が次々と明らかになる過程が小気味良い───という第8話。


さて、風守編の時のように物語が前後編となったことで、前回からの続きとなった今回。
しかし単純に7話の終わりから始まるのではなく、7話で新十郎がおかしな体験をしている間、外では因果たちはどのようなことをしていたのか。
まずはその経緯を描くことで、別視点からのアプローチを加える展開となっていました。
これが実に面白く、この描写が入ることで第7話を改めて再評価する楽しみが生まれました。
正直なところ今回は、犯人やその動機を解き明かす終盤よりも上述の描写があった序盤や次々と幻覚が解けていく過程を描いた中盤の方が見所だったかも知れないとすら思えましたねー。

  • 今週のなしえりえさん

熱意が空回り。
だが、それがいい
しかしまあ、彼女の興味と関心はすっかり新十郎に一極集中していますね。
恐らく自覚はないのでしょうけど・・・。

  • 速水くん

アレ?もしかしてこの人って優秀だった?
てっきり有能な虎山さんにくっついているだけのお味噌的な部下かと思っていたんですが、今回はやたら切れ者に見えましたよ。



うん、この件については見なかったことにしておこう。

  • 虎山レポート

今回の暗号は「別天王」
ただ、虎山さん自身の事件への関与が低かったせいか、情報量は少なめ。
あまり参考や本編の補足になるような内容ではないかも知れません。
今回の公式HPは、9話の予告の方がより有意義かな。

というわけで、実に満足度の高い印象が残った第8話でした。
次回は何やら麟六さんが大変なことになるようです。
そして、不本意ながらも新十郎がそんな彼を助ける形となる模様。