LAST EXILE(ラストエグザイル) 銀翼のファム #08「Distraction」


ファム機を追尾することでシルヴィウスへと辿り着いたアデス連邦第一艦隊。
圧倒的な戦力を振りかざし、彼らはミリア王女の身柄を要求。
当のミリアもこれに応じる意向を示した。
だが、タチアナを筆頭にアナトレー軍人はこれを拒否。
断固徹底抗戦を宣言。
物量が決定権を持つ戦場の常識を覆すための戦いが、幕を開けたのだった・・・。


うぎゃあぁぁぁジゼル終了のお報せぇぇぇ!!───という第8話。


さようならジゼ、いままでありがとうジゼ・・・(´;ω;`)
という冗談はさておき、絶体絶命の局面をど根性と主人公補正+ご都合主義でどうにかするぞ!という全編が空戦だけに費やされた今回。
ともすれば制作側にとってこれが序盤最大の見せ場だったかも知れず、それだけに見応えは十分。
更にはグラキエスの介入に伴って新キャラが登場したり、上述のジゼの件などもあって今後の展開への期待も持てる充実の内容でした。
まあ、それだけにあれほどの砲弾の雨にも関わらずシルヴィウスや所属ヴァンシップは落ちず、連邦艦だけがいともアッサリ落ちていく都合の良さが勿体なくもあったのですが・・・。
ミリアなんて豆鉄砲ひとつで旗艦を落としちゃいましたしね。

  • グラキウス語

作中で字幕表現されていたアレ。
話によると、オリジナル言語とのこと。
ただ、そうは言っても何かしら現実の言語がモデルにはなっているとは思います。


そして、『シムーン』でもああいう場面があったなぁ・・・(ただし字幕なし)とつい思い出にふけってしまいました。

  • 新キャラ

何人か登場していましたが、中でも気になったのはこの人。
声を当てているのがゆかなさんでした。
前作ではついぞサブタイトルコールのみで役なしという珍しいキャスティングであっただけに、意外にすら思えました。

  • ジゼル

ジゼェ・・・。
あの「おめでとう」に込められた様々な想いを考えると・・・。
でも大丈夫だよ!
ほら、あれはまぐれだから。
ファムにジゼは必要だから。必要不可欠だから。問題ないから。

  • 特殊ED

「もうやめてぇ!ジゼのライフはゼロよ!」
普通は特殊EDが入るとキター!的なノリでテンションが上がるものなんですけどねー。
今回ばかりはジゼにトドメを刺すかのようで、特殊EDで盛り上がるには盛り上がったものの大分意味合いが違うものになりました。

というわけで、軍事的にも三角関係的にもついに大きな一線を越えた観のある第8話でした。
そして次回ですが、気持ち程度にED中に差し込まれる予告映像すら今回はなしだったのでまったくの未知数。
何だかとってもよろしくないバロメーターがオーバーフローしたジゼさんが特に気懸かりです。