GUNSLINGER GIRL 14
GUNSLINGER GIRL(14) (DC) (電撃コミックス)
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/12/17
- メディア: コミック
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それぞれの想いと決意を抱え、戦いに身を投じるフラテッロ。
彼らは戦いの果てに何を望み、何を手にするのか。
仇敵ジャコモとの決戦は終焉を目前にし、物語がプレフィナーレを迎える第14巻。
ああ、終わってしまう・・・この物語が。
終わってしまう・・・彼女たちの命が。
その末路に予感と覚悟はあったけれどそれでも願わずには居られなかった。
死を最期に美談となるのではなく、みっともなくとも生き永らえてくれと・・・。
だが、それはやはり叶わぬ願いとなるのだろうか。
残る物語の中で、その答えが示されるはずだ。
さて、そういったわけで五共和国派との総力戦が終息へと向かう過程を克明に描いたこの14巻。
その最中において、本作の原点であり原動力となってきた兄弟とその義体が各々の生き様の到達点を見ることになる。
本作をここまで読み続けてきた人ならば、この姿を目にすることで去来する想いは様々なものがあるだろうと思う。
決して多くのことが語られる展開とはなっていないが、その描写からは見て感じ取れるものが大いにあるので、是非これを感じ取って欲しい。