夜桜四重奏 第3話「ソノカクゴ」
全編オリジナルだった先週から一転、原作準拠のストーリーとなった今週。
なのですが、うーん・・・これは・・・。
率直に言って改悪としか言いようがないかな。
というわけで、早くもあのままオリジナル方向へ行くのかと思いきや、また原作に戻った今週。
ヒメが拾って飼い始めた捨て犬が悪しき妖怪となってしまい、断腸の思いでそれを屠るというエピソード。
と、大雑把な筋書きで言えば確かに原作通りなんです、寸分の違いもなく。
ただ、土台が同じでも上に建ってるものが大違いでして、随分安っぽい粗末な家が建ったなぁ、と思わずには居られませんでした。
アニメと原作のどう違ったのかは原作の流れが答えになるかと。
以下、原作の流れ。
(漫画をお持ちであれば読めば済むことであり、やたらに長いのでご注意下さい)
- 円神(例の銀髪獣耳の謎の男です)が「捨て犬を拾ったのですが」と交番にシルバを預ける
- 預かってもらうのは無理か?と町長であるヒメに警官から相談
- 無理か?と問われたら引けないヒメは飼い主を見つけるまで預かることに(飼い始めたわけではない)
- と、なってからかれこれ1ヶ月。甘やかされてきたシルバは好き放題する駄犬に
- そしてある日、仮眠を取る秋名に噛み付いてしまい「卑怯者の飼い主を見つけてやるのは御免だ」とヒメから勘当通告
- アニメと同様、アオが後を追うも「親兄弟を探す」からこのまま戻らないと答えて去るシルバ
- そんなシルバの前に、円神登場。「また捨てられたなぁ。親兄弟のところへ帰る?ああ、安心しな。おまえの親兄弟ならちゃんと埋めといてやったから。」と衝撃の発言と共にシルバを“堕とす”
- この時の大音響を耳にして事務所を飛び出す秋名とアオ、途中で夜半にも関わらず何故か制服のまま「散歩してた」と言うヒメと合流。片手にはアイスの入ったビニール袋。
- ここからアニメと同じくシルバ発見→ヒメが秋名を助ける→円神によってシルバ巨大化
- 巨大化したシルバの一撃を受けるヒメ。その胸にはヒメが先代から譲り受けた“双子石”という大切な二対のお守りの片割れ
- 対となるもう一方は、親兄弟と離れ夜毎寂しがるサルバに以前ヒメが「新しい飼い主を見つけたら渡すからいまはこれで我慢しなさい」とシルバの首輪に・・・。
- そしてヒメの首にかかる石を見たシルバが大人しくなり、それをヒメが討とうとし、代わりに秋名が、というアニメの流れへ戻る
ってなもんです。
アニメだとこの辺のヒメとシルバの機微がないので、ヒメが拾ってきた犬を好き勝手甘やかした挙句に捨てたようにしか見えず、そんな身勝手なことしといて何悲しがってるの?って話になりますわな(´・ω・`)
あと恭助をポンポン簡単に鬼化させすぎっすね。
そんな安いもんじゃないんですが、アレ。
楽しみだった予告も今週はつまらなかったし、散々やーヽ(`Д´)ノ
来週は頑張って下さい。